バイト病欠で罰金
アルバイトの女子高生がシフトを病欠して代理出勤を見つけられず、ペナルティとして罰金を喰らったそうな。
このニュース、個人的に非常に恐ろしく感じる。
ニュースの更に経緯として、
ペナルティ付きの給与明細を持ち帰った女子高生の親がやはりおかしいと言う思いで、娘の勤務先に電話するも、「うちのルールだ!」と言うことで、はじき返されたらしい。
らちが明かず、セブン&アイ本部に問い合わせたら「加盟店には口を出せません」とのたまったらしい。
そう言った経緯を踏まえて、ネットに給与明細の公開に至る事となる。
これの何が恐ろしいって、
この女子高生の親は、正しい判断を行って、然るべき相手に伝えるべき事を伝えている。
しかしながら結局この世の中は、正義を掲げて組織と戦ったところで、違法な組織を倒すことができないというのが現実である。
ネットに給与明細をアップして違法を訴えるという行為は目的に正義はあっても、はっきり行って正しい事ではないと思う。
正しいことではないという事が適切な表現でないならば、非常にリスキーな行為と言ってもいい。企業内部情報の漏洩として、セブン&アイ側から逆に訴えられかねないと思う。
ただ、やはり女子高生側にはそれを行わなければ泣き寝入りの一択という結論にしかならなかった。本当はセブン&アイ本部に相談が入ったときに、適切に処理されるべきだった。
正義が通らないという世の中は本当に終わっている。
正義が通らず、目には目を、違法には違法な手段でという行き着く先は、戦争である。
戦いは結局双方を疲弊させる。
女子高生はペナルティを取り戻したとしても、とても元いたセブンイレブンでバイトは続けられないであろう。家族は世間の注目を浴びてしまって生活しづらくなってしまうかもしれない。セブン&アイホールディングスは企業価値を何億も下げるであろう。
たった1万円の間違ったやりとりを行ったばかりに。